青汁が引き起こす「ブルーベビー症候群」とは?

健康な体作りに欠かせない栄養素が豊富に入っている青汁。
妊娠中の女性にも欠かせない葉酸やカリウムなども含まれているので、栄養補給として毎日飲んでいる方も多くいます。
しかし、そんな栄養価に優れた青汁は、赤ちゃんにとって危険な症状を引き起こす事が分かっています。
そこで今回は、青汁が引き起こす「ブルーベビー症候群」についてご紹介します。
健康食品として優秀な青汁も、大人にとっても飲む量に気を付けないと、思わぬ悪影響を及ぼします。

死亡する危険性が高い「ブルーベビー症候群」とは?

体の抵抗力が小さい赤ちゃんは、今回ご紹介する「ブルーベビー症候群」という病気に掛かってしまう可能性があります。
このブルーベビー症候群とは、アメリカのアイオワ州で、戦後間もない1945年に発見された病気です。
この病気が発生した経緯は、農場に住む赤ちゃん達が野菜ジュースを飲んだ後、体が真っ青になりそのまま死亡していきました。
体が真っ青になる事から、この病気はブルーベビー症候群と命名されました。
このブルーベビー症候群とは「メトヘモグロビン血症」の事で、血液中にメトヘモグロビンという成分が過剰に含まれる事を指します。

青汁は赤ちゃんが飲んでも大丈夫?

では、何故野菜ジュースを飲んだだけで、赤ちゃんの体に異変が生じ、その後死に至ったのでしょうか。
当時の医師などが調べたところ、赤ちゃんに飲ませた野菜ジュースから、「硫酸化窒素」と呼ばれる有害な化学物質が検出されました。
この硫酸化窒素が赤ちゃんの体内に入る事で、血行障害と酸欠状態を引き起こし、その後死へ至る事も併せて判明しました。
ちなみに、日本でも1996年にブルーベビー症候群と診断された赤ちゃんがいる事が判明しました。
日本で判明したブルーベビー症候群は、ミルクを作るために使った井戸水から、同じく有害な化学物質である「硫酸化窒素」が検出された事で判明しました。
これらの事を踏まえると、野菜が原料の青汁を体の抵抗力が小さい赤ちゃんに飲ませる事は、十分に気を付ける事が必要です。

妊婦さんにとって青汁の適量とは?

これまでご紹介したブルーベビー症候群を引き起こす化学物質は、体の構造がしっかりしている大人が飲んでしまっても、ブルーベビー症候群にはならないといわれています。
しかし、まだ体が未発達な赤ちゃんには、それらに抵抗する免疫力が少ないため、有害物質が原因で体に異変を引き起こしてしまうとされています。
ちなみに、野菜を原料としている青汁は、製造・販売しているメーカーによって異なりますが、平均でもコップ1~2杯が目安とされています。
そのため、妊娠している人もこれらの目安を守り、青汁を適量に飲む事が求められます。
青汁で足りない栄養素は、他の食品などで補う事も有効とされています。