青汁とにんじんジュースの飲み合わせ

現代人は、野菜不足が心配されています。
厚生労働省は、1日あたり約350gの野菜を取る様に推奨されていますが、なかなか野菜をまとめて食べられません。
野菜不足を解消するために、サプリメントや野菜ジュースなどで補っている方が多いのではないでしょうか? その野菜ジュースの中でも、甘くて美味しく、栄養価が高い事で人気なのが「にんじんジュース」です。
では、にんじんジュースと同じく、高い栄養価で人気のある「青汁」との相性はどうなっているのでしょうか。
そこで今回は、「青汁とにんじんジュースの相性」についてご紹介します。

にんじんジュースの具体的な栄養価は?

では、にんじんジュースにはどんな栄養価があるのでしょうか。
にんじんをそのまま加熱せずに食べると、甘さが口の中に広がると思います。
その甘く感じる原因は、にんじんには糖質が多く含まれているからです。
糖質は、体内ででんぷんに変化した後に、体を動かすためのエネルギーに変化します。
そのため、他の野菜と比較して、にんじんはカロリーが比較的高くなっていますので、栄養価の高い野菜である事もいえます。

また、にんじんにはその他にも優れた栄養分が含まれています。
別名カロチンとも呼ばれるビタミンAなどのビタミン群、葉酸やナイアシン、ビオチンやパントテン酸、カリウムやマグネシウム、カルシウムや銅なども豊富に含まれている、優秀な野菜です。
特に成分量が豊富なのがビタミンAで、この成分がにんじんの色であるオレンジ色を作る元であると同時に、老化現象の元ともいえる、活性酸素の発生を抑えてくれる事も分かっています。
また、ミネラルなどは新陳代謝を促してくれる効果もありますので、健康的な体を維持するためには、欠かせない野菜の一つといえます。

青汁とにんじんジュース、一緒に飲んでも大丈夫?

では、栄養価の高いにんじんと青汁は、一緒に飲んでも問題は無いのでしょうか? 結論からいえば、「注意が必要」です。
理由としては、そもそもにんじんは加熱する事で、含まれている栄養成分が反応して栄養価が高くなりますが、にんじんに含まれているリコピンが、青汁に含まれているビタミンCを吸収する作用を邪魔してしまう場合があるためです。
そのため、青汁とにんじんジュースを飲むには「時間差」が大事です。
そうすると、お互いが持つ優れた栄養成分を消す事なく体内へ吸収出来ます。
健康ブームである昨今、青汁は老若男女問わず多くの方に愛飲されていますが、原材料によって期待できる効果が違ってきますので、あなたの期待したい効果によってどの野菜から作られている青汁を飲むを決めましょう。
3大原材料といわれている、ケール・大麦若葉・明日葉の特徴がこちらのサイトでわかりやすく解説されていますのでご覧ください。
参考URL http://www.uiresourcecenter.com/5.html